2018年02月26日

稀有と運命

麻雀の役で、「大三元」というのがあります。
「白(はく)」という牌と「中(ちゅん)」という牌、そして「發(はつ)」という牌がそれぞれ三つずつそろう「暗刻(あんこう)」という形になることで、役満とい点数が非常に高い役です。
出現確率が0.03%と普通の役が20%前後なのに対して非常に低い確率です。
私もこれまでの人生の中で自分でこの役であがったのは2度しかありません。
もっともそんなに頻繁にやっているわけでもありませんので日常的に麻雀をやっている方はもっと多くの回数であがってはいると思います。
大三元.jpg
今回中国へ行き、ガイドさんの話でこの大三元の語源を聞くことができました。
※諸説あるとは思いますが・・・一応エクスキューズしておきます

中国の昔、科挙といって高級国家公務員のような資格を取る試験がありました。
三段階あったそうでそれぞれ郷試、会試、殿試といって、試験の1位の人に元という称号が与えられるのだそうです。それぞれ「解元」「会元」「状元」と言ったそうで、この三つの試験で全て1位、つまり元を取った人は1300年の歴史で13人しかいないそうです。
麻雀の役満と同じで、滅多に出ないことの意味で、役の名称にも大三元が使われたとか。
1300年で13人だと年の確率では0.01%と麻雀の大三元よりも低い確率です。
試験が年に一度だとしての計算ですので、年に数回行われていたとすればもっと低い確率ということになります。
大三元の科挙はその後どうなったのかは知る由もないのですが、歴史に名を遺したということも聞かないので国を治める能力とはまた別な才能だったのかもしれません。

平昌(ピョンチャン)五輪は昨日閉会しましたが、日本勢は冬季五輪過去最高の13個のメダルを獲得しました。どのメダルにもドラマチックな出来事があり、マスコミもそれに至った背景などにクローズアップし感動を呼び起こします。どの選手も「周りの人たちに支えられ、皆さんに感謝します」と言っており選手以外にもたくさんの人たちがメダル獲得へ向けて多くの努力があったことが伺えます。
今回惜しくもメダルに手が届かなかった人たちや、オリンピック出場に至らなかった選手やそのサポートの人たちを含めるとかなり多くの人たちが日本のスポーツ振興に寄与していることは容易に想像できます。
小平.jpg
日本に一番最初にメダルをもたらした男子モーグルの原大智選手は、ワールドカップも含めて表彰台に上がったのが今回の五輪が初めてという珍しいケースだし、姉妹で金メダルの高木姉妹も珍しいし、そんな子を持つ親も珍しいことでしょう。
私はどれをとってもそれぞれの運命なのだと感じています。
運はまるで天から降ってくるようなものとお考えの人も多いと思いますが、私の運の考え方は「ひとつ上のことに一生懸命になること」で運はおりてくる。というものです。
五輪のメダリストは一様に「皆様に感謝します」と言っていますが、皆さんのために頑張ったわけではではないと思います。もっと言えば、見ている人の感動のために本人たちは頑張っているのではないということさと思います。もちろん人のために頑張ることはエネルギー源でもあり、肥やしになることはあっても、あくまでも自分のためにじゃないと数々の挫折を受け入れ気持ちを変えるという「意志」が出て来ないと思うのです。誤解の無いように、人に感謝できることはとても素敵なことであり、自分の成長の証でもあるということも申し添えましょう。

アランの幸福論に「悲観主義は気分からくるものであり、楽観主義は意志によるものである」とあります。意志こそは自らの思いであり、その意志が自らの運命を切り拓くものであると信じております。

水に意志はないと思いますが、水が流れるのは地球が引力という意志があるからではないでしょうか?
揚子江は、あるところでは北に流れ、あるところでは南に流れ、あるところでは西にすら流れています。しかし、大きくみると、かならず西から東へ流れています。
森は海の恋人と云われるように、山から海に流れた水は豊富な養分を含んで海の魚介類を育てます。
それを食べて人間は生きています。
食物連鎖の頂点にいる人間だけが自らの意志をコントロールできるのです。
揚子江.jpg
世のなかは人間の意志により生成発展してきました。気分に流された時も、あるがままを受け止め、自分の意志に変えることができる人が結果良かったと言える運命をたどるかもしれません。

平昌五輪に出場した選手の皆様、本当にお疲れ様でした。次回の五輪は東京。冬季は北京。
大三元の活躍を楽しみにしております。



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posted by サンライズマン at 12:44| Comment(0) | 社長の日記
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