2018年06月17日

お伊勢参り

フィリピンから帰り、程なくして名古屋で勉強会。
「経営と人生が楽しくなる勉強会」という名の勉強会で、全国各地から異業種の経営者が集まって開催されます。
何度か顔を合わせている社長さんとは自然に仲良しになり、同業同士とはまた違った刺激をもらいます。勉強会はもちろん懇親会でも様々な経験談があふれ、老若男女問わず正に楽しくなる勉強会&懇親会なのです。
これに参加する前に、同業の埼玉のT社長から名古屋の勉強会のついでに伊勢まで脚伸ばしてお参りしませんか?と誘われており今回「お伊勢参り」もしたのでした。
話しは戻り、勉強会後の懇親会の時、地元でエステを経営されているO社長が、毎月伊勢にお参りに行っていること。伊勢参りは「お導き」が無いと行けないもの。伊勢神宮はお願いする神社ではないが、外宮にも内宮にも1カ所ずつだけお願いしてもいい社がある。など様々な事をアドバイスを受けたのでした。そこまで言うならOさんも一緒に行きましょう。我々もその方が心強いということでO社長も強引に参加することになったのでした。

翌日T社長がレンタカーを借りてきてくれ、広島のI社長と4人でいざ伊勢神宮へ!

1時間半ほどで到着しまずは外宮からお参り。
参拝の仕方(住所、氏名を必ず述べ、感謝する)を教わり、お札を購入して、次の内宮へ。すると内宮へ向かう道が渋滞で帰りの時間との兼ね合いが脳裏をよぎる。
するとO社長が特別な駐車場へ案内してくれ、何のことは無くすんなり内宮へ入れたのでした。
川が流れており、手を入れると冷たく清々しい。
一応正装して行ったのでもう一段、社の中へ入ってお参りできるそうなのですが、時間が掛かりそうだったので、普通に参拝。

つい数日前にフィリピンでは十字を切って礼拝していたのに、今日は二礼二拍手一礼している。なんと調子の良い男だ。と空中から客観的に私を見ている私が思っていますが、「常に思う事が大事なんだ」と自分にも空中の自分にも納得させました。
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ここでもお札とお守りを購入し、皆で伊勢名物のうどんを食すべくお店に入り注文するも、やはり私の帰りの飛行機に間に合わないと判断し、キャンセル。
赤福だけをお土産に帰路に就いたわけであります。

ところで「伊勢にはお導きが無いと行けない」というO社長の言葉が気になりふと回想してみると、2004年に一度来て以来、これまで3度来るチャンスがありながらも何かの出来事が起こり来れなかったことが分かったのでした。
最初は2014年3月、妻が「FDAで行く伊勢参り」という旅行プランを企て、二人で行く予定をしていたのですが、どうしてもその期間に済ませねばならぬ仕事が3件も入り、やむなく息子を随行させ、伊勢参りできずというのがありました。

次は2016年の11月、今回と同じ勉強会が伊勢志摩サミットにちなんで、伊勢志摩の同じホテルで行うことになっており、ついでにお伊勢参りする予定でそれに参加すべく準備万端整え、会社に立ち寄り、出発前の一仕事をしていると、経理の者がネットバンキングで支払いして、ネット上でも決裁おりているにも関わらず実際お金が振り込まれていないと泣きべそかいてきたのでした。これは大変と急きょ行くのを取りやめ、支払先に事情を直接電話しまくることに。結果某銀行の支店での手続きミスで、後日支払先には銀行からも謝罪文を出してもらいましたが前代未聞のことでこの時も伊勢参りできず。

そして昨年2017年4月、FC加盟しているコバックの役員会議がまた同じ伊勢志摩で行われることになっており、今度こそお伊勢参りもする予定でいました。朝の早い便だったので、少し早めに起きてこれから犬の散歩をしようとしている矢先に携帯電話が鳴り、出ると弘前店の店長からで「弘前店の整備工場が火事です!」ということだった。急いで現場に向かいながら全ての旅程をキャンセルし、これでまたお伊勢参りできず。

と正に「お導き」が無く行けずにいたわけでした。

お導きが無かった理由を考えてみると、やはり自分の心の有り方なのではなかったか?と思うわけであります。
事業を進めていくうえで、様々な壁にぶち当たりますが、その度に「なにクソ!」と思い乗り越えてきたわけです。しかし、その「なにクソ」が知らず知らずの内に少し傲慢になり、周囲への感謝の気持ちを忘れてしまっていたのではないかと今更ながら反省するわけです。
昨年は会長が亡くなるなど様々なことがあり、またそれを乗り越えながらも最近は少し周りが見えて来るようになり、お客様はもちろん、社員や家族、友人たちにも感謝する気持ちが徐々に強まってきているのが自分でも分かります。

お伊勢参りではその感謝の気持ちを充分神様に言葉にして伝えることができました。
感謝の気持ちをただ思うのではなく、言葉にして云うことが大切であることが分かりました。そしてそれを活字にできたら尚素敵だなあと思ったお伊勢参りでございました。

じゃんじゃん。



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posted by サンライズマン at 11:04| Comment(0) | 社長の日記

2018年06月16日

お久しぶりです

履歴を見たら、なんと2月からブログ更新していないではないか!?
これでブログと言えるのか!!
というお叱りを受け、久しぶりに書きます。

1月の上海の後、2月はフィリピン、そして4月はドイツに行ってまいりました。

フィリピンはフィリピン人の整備士の採用のためマニラへ行ったのです。
前回失敗したミャンマー人の教訓を活かし、今回は既に整備の経験がある整備士の研修生として受け入れることとなりました。

南国は暑い。そのイメージでもちろん半袖を持ち行ったのですが、思いのほか暑くはありませんでした。
長袖は無理でも、半袖だけでは寒い。
南国特有に今やエアコンがバンバン効いているからであります。
結果半袖にカーディガンを羽織って、外に出て暑ければ脱いで、室内では着てって言う感じでした。

宿泊したホテルが海のそばということもあり、とても素敵な夕陽を見ることもできました。
ミャンマーもそうでしたが、フィリピンもモータリゼーションが巻き起こっており、同じく交通渋滞が慢性化しております。
夜の11:00過ぎにマニラの空港に到着してから夜中であるにも関わらず、渋滞でホテルまで1時間半もかかりました。土曜日で海岸線の道がカップルなどの行楽で混んでいるとのことでした。

翌日は日曜日のため、市内観光をさせてもらいました。
最初に訪れたのはマニラ大聖堂です。
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日曜日ということもあり、大規模なミサが行われおり、神父さんの説法の様子がフィリピン国内に生中継されております。この大聖堂は国内で2番目に古い教会だそうです。
私は仏教徒でありますが、そこは日本人、にわかクリスチャンとなり柱に備わっている彫刻の像がボウルのような器を持っており、その中にある水を手先に付けて十字を切り厳かにお祈りしてきたわけであります。
「帰国の人材をお借りします。人財にしてお返しします」

大聖堂を出たところに小さな公園があり、そこで迎えのハイエースと待ち合わせていると、様々なものを売りに周りに集まって来ました。
昔日本のどこかの観光地にもあったゴム巻の仕掛けでバタバタ羽ばたいて飛ぶ鳩のおもちゃや、帽子、キーホルダー、iPhoneの偽物、凄いのは「大日本帝国」と書かれてある古銭。レプリカに違いないのだろうが、良くできているなあと感心します。
ほどなくハイエースが来たのでそれに乗り、中心部にある大きな公園へ。
リサール公園といって英雄リサール氏を祭ったとてもとても広い公園です。
様々な催し物が行われているのを横目に野郎3人で散策。
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周りはオフィスビルが立ち並ぶ中での緑の平原は程よい湿度とともに暖かく包んでくれました。

ショッピングモール内で遅めの昼食を摂り、15時くらいにホテルへ戻りました。

夕食まで時間があったので、シャワーを浴びた後、プールサイドのカクテルバーでビールを飲みながら読書。
この時読んでいたのは「琥珀の夢」の下巻。
サントリーの創始者鳥居信治郎氏の伝記小説です。
久々に涙を流しながら感動した本でした。
ブログの読者にも是非お勧めします。
夕陽を眺めながら感動的な小説を読みふけり、時折涙を拭う日本人のおっさんを、バーのスタッフや周囲のお客さんはどのように思っていたのか知り得ませんが、良い時間と空間であったことをいまだに思い出します。

日本でフィリピン人を受け入れるスキームを担うエージェントの社長さんたちと夕食を共にし、現在既に東北に勤務している研修生のお話などを伺い、明日の面接への意欲をかきたて就寝。

面接の場所がマニラから1時間半ほど離れたラスピニャス市にあり、少し早めに出発。
日本語学校を開いている面接会場に向かいます。
2人の募集に際し、応募がなんと25人。
面接しているとなかなか良い人材がたくさんいて、結局4人に増やして採用致しました。
最終面接には7人残ったのですが、この研修生制度は、一度日本に入ると、研修が終了する期間3年〜5年帰国することはできません。
そういった背景もあり、妻子のいる人はどうしても私の心が痛み、断腸の思いで落選いたしました。
もし現地法人を立ち上げることなどになれば是非にも採用した人たちでした。
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丸一日掛かりで面接を行い、採用を決め、帰りにフィリピンの整備工場を突撃で視察させてもらいました。
米国資本らしく、とても大きな整備工場でした。
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マニラ市内のホテルへ帰り夕食。先ほどの日本語学校のエージェントの方も加わり夕食で懇談しました。
この研修生派遣のスキームは某A損保会社の中から立ち会ってスピンオフでできた法人です。
そのA保険会社は特に自動車業界の整備の部門に精通している会社で、整備業界に対する問題意識や課題を解決するためにこの事業を立ち上げた時の強い思いを語ってくださいました。
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私が初めて訪れた海外は実はフィリピンでした。
その時はピナツボ火山が噴火し、麓に住んでいたアエタ族という民族がその大量の火山灰により住めなくなってしまいました。
移住した先で焼畑農業から有機農業を教えるプロジェクトがあり、その一環でトイレ(有機物)を作るといったボランティアでした。
正味3日ほどでトイレは出来上がり、他に海岸でマングローブを植樹したりもしました。
当時(1992年)は、機関銃を携えたポリスが我々を先導してくれました。
アキノ大統領(女性のほう)誕生の頃で政情も混とんとしていた時でもありました。

今回数十年ぶりにマニラを訪れ、街並みは大きく変わっており、何よりも商売柄クルマをみてしまうのですが、クルマの質が明らかに違っていました。ファイナンスの充実などもあり、走っている車の大部分が新しめの車です。
機関銃を携えたポリスも見ませんでした。

平和がもたらした恩恵ともいうべきでしょうか?
清潔で文化的な生活の次にくる課題はやはり環境問題なのでしょう。
日本に来る研修生にも単に技術だけでなく、日本の文化とその根底に流れるマインドを学ばせたいなと思いつつ帰路に就きました。


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2018年02月26日

稀有と運命

麻雀の役で、「大三元」というのがあります。
「白(はく)」という牌と「中(ちゅん)」という牌、そして「發(はつ)」という牌がそれぞれ三つずつそろう「暗刻(あんこう)」という形になることで、役満とい点数が非常に高い役です。
出現確率が0.03%と普通の役が20%前後なのに対して非常に低い確率です。
私もこれまでの人生の中で自分でこの役であがったのは2度しかありません。
もっともそんなに頻繁にやっているわけでもありませんので日常的に麻雀をやっている方はもっと多くの回数であがってはいると思います。
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今回中国へ行き、ガイドさんの話でこの大三元の語源を聞くことができました。
※諸説あるとは思いますが・・・一応エクスキューズしておきます

中国の昔、科挙といって高級国家公務員のような資格を取る試験がありました。
三段階あったそうでそれぞれ郷試、会試、殿試といって、試験の1位の人に元という称号が与えられるのだそうです。それぞれ「解元」「会元」「状元」と言ったそうで、この三つの試験で全て1位、つまり元を取った人は1300年の歴史で13人しかいないそうです。
麻雀の役満と同じで、滅多に出ないことの意味で、役の名称にも大三元が使われたとか。
1300年で13人だと年の確率では0.01%と麻雀の大三元よりも低い確率です。
試験が年に一度だとしての計算ですので、年に数回行われていたとすればもっと低い確率ということになります。
大三元の科挙はその後どうなったのかは知る由もないのですが、歴史に名を遺したということも聞かないので国を治める能力とはまた別な才能だったのかもしれません。

平昌(ピョンチャン)五輪は昨日閉会しましたが、日本勢は冬季五輪過去最高の13個のメダルを獲得しました。どのメダルにもドラマチックな出来事があり、マスコミもそれに至った背景などにクローズアップし感動を呼び起こします。どの選手も「周りの人たちに支えられ、皆さんに感謝します」と言っており選手以外にもたくさんの人たちがメダル獲得へ向けて多くの努力があったことが伺えます。
今回惜しくもメダルに手が届かなかった人たちや、オリンピック出場に至らなかった選手やそのサポートの人たちを含めるとかなり多くの人たちが日本のスポーツ振興に寄与していることは容易に想像できます。
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日本に一番最初にメダルをもたらした男子モーグルの原大智選手は、ワールドカップも含めて表彰台に上がったのが今回の五輪が初めてという珍しいケースだし、姉妹で金メダルの高木姉妹も珍しいし、そんな子を持つ親も珍しいことでしょう。
私はどれをとってもそれぞれの運命なのだと感じています。
運はまるで天から降ってくるようなものとお考えの人も多いと思いますが、私の運の考え方は「ひとつ上のことに一生懸命になること」で運はおりてくる。というものです。
五輪のメダリストは一様に「皆様に感謝します」と言っていますが、皆さんのために頑張ったわけではではないと思います。もっと言えば、見ている人の感動のために本人たちは頑張っているのではないということさと思います。もちろん人のために頑張ることはエネルギー源でもあり、肥やしになることはあっても、あくまでも自分のためにじゃないと数々の挫折を受け入れ気持ちを変えるという「意志」が出て来ないと思うのです。誤解の無いように、人に感謝できることはとても素敵なことであり、自分の成長の証でもあるということも申し添えましょう。

アランの幸福論に「悲観主義は気分からくるものであり、楽観主義は意志によるものである」とあります。意志こそは自らの思いであり、その意志が自らの運命を切り拓くものであると信じております。

水に意志はないと思いますが、水が流れるのは地球が引力という意志があるからではないでしょうか?
揚子江は、あるところでは北に流れ、あるところでは南に流れ、あるところでは西にすら流れています。しかし、大きくみると、かならず西から東へ流れています。
森は海の恋人と云われるように、山から海に流れた水は豊富な養分を含んで海の魚介類を育てます。
それを食べて人間は生きています。
食物連鎖の頂点にいる人間だけが自らの意志をコントロールできるのです。
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世のなかは人間の意志により生成発展してきました。気分に流された時も、あるがままを受け止め、自分の意志に変えることができる人が結果良かったと言える運命をたどるかもしれません。

平昌五輪に出場した選手の皆様、本当にお疲れ様でした。次回の五輪は東京。冬季は北京。
大三元の活躍を楽しみにしております。



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